Last Updated: 2005/3/13

Diary
日々の日記。暇な時に書きます。
 Monday, 6 September,2004   ミーティング
 
「留学でもなぜノルウェーに?」
 
とよく聞かれます。
 
その理由は、
 
 
 
 
 
 
 
いやいや、違うってば。
 
 
 
日本の大ボスは、
「うちの研究室はM3制だ」
と良く言っている。これは1年間どこかで海外経験を積んで来いという意味で、現在俺の他にも、同じ研究室から和也がスウェーデン、斉藤君がドイツ、ひらが韓国に留学している。
 
そんなわけで”お前はノルウェーに行って来い。”という事になった。ノルウェー工科自然科学大学にはホーゲンセン先生という日本の大ボスと非常に仲の良い先生がいて、よく国際学会で会うらしい。研究内容は非常に似ているので、修行するには恰好の大学である。この1年間の間に研究を進めていかないといけない。
 
 
 
 
まずい、寝坊してしまった。
時は既に8時半を越えている。実は9時から大事な打合せがある。研究指導教官のホーゲンセン先生と今後の研究に関して話し合う。
 
とにかく遅れてはいけないので、準備もそこそこに出発する。大学までは緩い下り坂が続くが、自転車で15分くらいかかる。ミーティングの場所は当日になってから決めると言っていたし、少しでも早く到着しておきたい。とにかく、全力で自転車を漕ぐ。大きなスーパーの脇では道路を一度横断しなければならなくて、車の合間をぬって強引に横断する。普段は信号待ちをするのだが、そんな余裕はない。
 
一番冷や冷やするのはロータリーだ。日本では交差点にロータリーを用いる事が少ないが、ノルウェーには非常に多い。ロータリー内は常に車が進入してくるので、慎重にするのが常だ。しかしそんな事は言ってられない。車が来ないように願いながら高速のまま侵入する。なんとかクリアした。
 
半分を越えた所で今度は雨が降ってきた。この所天気がかなりぐずついている。傘を出しているヒマはない。このままでいく。運が悪い事に雨はどんどん強くなっていく。頑張ればもう少しで大学に到着できる。我慢しよう。
 
8時55分、なんとか構造学科の建物に到着した。息はあがっており、ズボンはずぶ濡れ、髪もびしょびしょになってしまっている。でも間に合った。
 
肩で息をしながら、先生の部屋へ行く。気持ちをミーティングモードに切り替えなければならない。濡れた髪をハンカチで#いて、格好を整える。よし、いざ出陣。
 
!?
 
部屋のドアが閉まっている。
 
ポツンと一枚のポストイットが貼ってあった。
 
 
 
 
”本日、急遽用事が入って出張”
 
 
 
 
○| ̄|_
 
 
 
 
 
 
こんな日もあるさ。
 
 
 
 
| Prev | Index | Next |



| Home | Profile | Diary | Photo Gallery | Link | The god of "deha" | Wander in Europe | Photos of Europe |
| Trips in Norway |


Mail
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送