ガウディが生涯をかけた、サグラダ・フ�#ミリア聖堂。未だ建設中だが、聖堂の地下にはガウディ博物館があって、その完成予想図を見る事ができる。不老不死の薬でもない限り、俺が生きている間にこの完成を見る事は難しいだろう。

 

ガウディの亡骸はその完成を見守るべくこの聖堂の地下に埋葬されている。

バルセロナはガウディの作品が今も残っていて、その一つがこのカサミラ。住宅として建設され、今も２〜4階は普通に人が住んでいる。ガウディの創りだす曲線は誰も真似する事のできない造詣を生み出す。

 

5階はガウディの設計に関する、展示場がある。ここにはカテナリー曲線を駆使した面や、双曲線関数が組み合わさったようなネットが展示してあった。数学の天才と呼ばれる人達はこのような曲線が3次元的に組み合わさってできる立体を瞬時に頭の中で浮かべる事が出来る。ガウディが�#何に超越した頭脳を持っていたかを示す物である。

バルセロナの目抜き通りでは多くの大道芸人がパフォーマンスをしていた。中でも一番人を集めていたのが、このおじさん（お姉さん？）。チップを払った人はその豊満な彼女に強く抱きしめられる。

2004年12月14日、フランスのミヨー谷にかかるミヨー高架橋が完成した。6径間連続斜張橋でその主塔の高さは342メートルにも及び、世界一高い橋として話題となった。

ヨーロッパの橋は地震が少ないせいか、スリムで薄肉な橋が多い。このミヨー陸橋もそうで、タイトなフォームはとても素晴らしいと思う。全長２．５ｋｍにも及ぶ橋だが連続桁が採用され、伸縮部分は端部にしかない。

やっと指定席券を予約する事ができたＴＧＶは朝４時半発。我々はこのボルドー駅の寒い待合室で３時間以上も待たなければならなかった。ボルドー駅はフランス南西部に位置し、トゥールーズ、モンペリエ方面へ向かう列車とスペインマドリッド方面に向かう列車の分岐点となる為、深夜もたくさんの夜行列車が発着する。