Last Updated: 2005/3/13

Diary
日々の日記。暇な時に書きます。
 Sunday, 24 October,2004   Cabin Trip3
ケビントリップも3度目ともなれば、だんだん皆も慣れてくる。とりわけ道なき道をハイキングする事に関しては当然の事のようになってきた。ハイキングの目標は適当である。
 
あの頂上からの眺望を得たいから
あの湖まで行ってみたから
この先に何があるのか見てみたいから
 
いつもこんな感じだ。
 
今回は総勢17名という大所帯なのだが、半分は疲れているのでケビンに残る。リカルド、アントニオも今回はケビン待#組である。午後ケビンを出発して裏の崖をよじ登る。目標は崖の裏にある湖へ行った後、電波塔のある山を登る事。
 
メンツは
ドイツ:::::マルティーナ、パトリック、クラウディア、ステフ#ニー、ベア
スペイン:::::エステバン、イゴーラ
アメリカ:::::アダム
ベルギー:::::ニコラ
日本:::::
 
草を掻き分け、裏山を制覇した。ここから湖を目指して岩だらけの崖を慎重に下っていくのだが、あまりに危険な為に、クラウディア、ステフ#ニー、ベアの3人女性組は引き返す事になった。ここにマルティーナという唯一残った女性がいるのだが、彼女は崖だろうと足をとられる湿地だろうが意にも介さない。このパーティの先頭は彼女でガンガン道を切り拓く。他の野郎共は落伍しないように必死に彼女を追うわけだ。
 
マルティーナ隊長の率いるハイキング部隊は湖に到着した。湖は波もなく静けさだけが周囲を満たしている。しかしこの静けさは5分と持たなかった。
 
ザブーーン!!!
 
アダムが湖へダイブした。時に気温は5度。私はアダムさんを尊敬致します。
 
「次は誰だ?」
 
尋ねると、皆俺を指差す。しかし侍は臆しました。だって5℃ですよ5℃!あなた方知ってますか?日本の小学校は水温23度以下ではプール開放しないんだってば。
 
俺が躊躇している間に、パトリックが服を脱ぎ始め、さらにはマルティーナ隊長もダイブする準備をしている。
 
ザブーーン!!!
ザブーーン!!!
 
足だけ湖に入って思った。これはやばい。3月の日本海と瀬戸内海に飛び込んだ事はあるが、比較にならないほど冷たい。結局飛べませんでした。風雲たけし城の”ジブラルタル海峡”で谷隊長からの金ボールを受け取る前に足がすくんで速攻落ちた気分です。
 
 
マルティーナ、アダム、パトリックが湖から上がり、これから電波塔を目指して山を登る。崖にへばりつくようにして、登っていくのだが、勿論登山道はなくあてずっぽうで登る。先頭の人間がこのルートが不可能であるとわかれば、逆戻りして別のルートを探す。だから先頭の人間が殿軍になったり、また先頭になったりする。それだけ登るルートを探すのが困難な厳しい岩場だ。
 
途中何度か休みながらも、登頂に成功した。頂上から得られた景色は予想以上に良く、しばらく皆黙ったままその景色をみつめる程であった。困難な登りであっただけに余計に綺麗に見えたのかもしれない。
 
 
 
 
皆分かっているが口に出さない事がある。
俺たちは登る事に成功したが、下れるのか?
頑張れ、マルティーナ探検隊。
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